【大阪近郊登山】金剛山・初級~中級者向きカヤンボ谷ルート

登山

日帰り登山を始め
もう何度もいろんなルートを歩きました。
そういうことで
もっとワイルドなルートを歩きたい。
でも道なき道の探索はムリ。

そんないわば初級以上中級未満の方に
学生時代は
山登り系のクラブに所属してたものの
卒業後はすっかり山から離れ
50を過ぎて再び山登りをはじめ
多分、今は初級以上中級未満にいるボクが
ボクのホームグラウンドともいえる金剛山での
けっこう数多くある初級~中級者向きコースのひとつ
カヤンボ谷ルートを紹介します。

金剛山とは

金剛山(標高1125m)は、大阪府と奈良県にまたがる金剛山地の主峰です。
日本二百名山に選定されています。
葛木岳、湧出岳、大日岳の3つのピークがあり、
1125mの三角点は葛木岳の葛木神社の本殿裏にあります。
だけどそこは、神域となるため立ち入り禁止。
そういうこともあり、金剛山山頂は国見城跡となってます。
数多くの登山ルートがあり
初心者から上級者まで楽しむことができます。
なお、2020年10月現在、
金剛山ロープウェイは運行を休止中です。
注意して下さい。

カヤンボ谷ルート

2020年3月18日に歩いた山行記を書いていきます。
登山ルートのルートガイドとして
参考にしていただいたら幸いです。

写真はその日の天気、
見る角度等によって
見え方が変わってきます。
また肉眼で見るのとも
かわった印象を持つ場合があります。
そういうわけで写真は
参考程度にとどめてください。

カヤンボ谷ルートは金剛山北側の
水越峠から登り始めます。
バスや駐車場からそのまま登り始めると
いくつかの通行止めの看板や
チェーンに出くわしますが
これは水越峠を越えた奈良県側のところに
2019年の台風の影響で
道路に崩落があったため
通れないためです。
登山者(歩行者)は水越峠までは歩けますので
乗り越えてもらって大丈夫です。
水越峠には
しっかりと金網のフェンスがあり
登山者(歩行者)もこれ以上は
越えたくても越えることができません。

正確には水越峠の約10m手前くらいの
右側に登山口があります。

左側からすり抜けて入って
林道を歩いて行きます。
しばらくは半舗装の
まあまあの登り坂が続きます。
この林道歩きがヘタレなボクにとって
中途半端にこたえてだるいです。

だるい林道を約30分ほど歩いて
「金剛の水」という水場に到着です。

金剛山の名水が湧き出ています。


水場から5分ほどで
カヤンボといわれる分岐点に到着です。

橋を渡ればダイヤモンドトレールというルート。
もちろんこっちからも
金剛山山頂に登ることができます。
足場は安定してますが
アップダウンの繰り返しや急登が多く
ちょっとしんどいコース。
学生時代に登ってヘタレきった
いやな思い出があり
いつかはここから
また登ってみたいと思いながらも
なかなか勇気がわきません。

話がそれましたが
橋を渡らず林道をそのまま2,3分ほど歩けば
カヤンボ谷入渓地点に到着です。
テープが巻いてありわかりやいです。


林道歩きに別れを告げ
いよいよ本格的山歩きの開始!
しばらく沢沿いに歩いて行くと
カヤンボ谷名物四段はしごの堰堤に到着です。

このはしごたちは
固定されておらずただ立てかけて
ずり落ちないようにロープをかけてある程度なので
特に四段目の最後のはしごは
グラグラ感がありスリル満点です。

スリル満点が苦手な人は
右側に巻き道もありますが
急登で足場も悪いです。

堰堤を越えてしばらく歩くと
沢が二又に分かれる分岐に到着です。

ちょっとわかりにくいですが分岐点を右に見た状態です

どっちからでもいけるらしいですが
左側は支流が多く迷いやすいという
ネット情報を見たことがあるので
ヘタレなボクは右側から登りました。
右側の沢の入り口付近に
小さいながらも
わかりやすい案内板があります。

沢歩きの場合はいつもそうなんですが
踏み跡がついた道のようなところは少なく
道かどうかわからんところを
なんとなく沢沿いに歩いて行きます。
このルートでは「ここを通って正解です」といった感じの
テープやリボン(しるし)が
ところどころにあり安心です。
またしばらく歩いて行くと
滑滝(なめたき)という
岩肌を滑るような落差50cmあるかないかの
滝の連続があるのですが
ちゃんとお助けロープがはってあり安心です。

そんなこんなでいつの間にか沢が終わり
最初の尾根に登る急登が始まります。

この急登は5分ほどで終わるので
ヘタレなボクでも大丈夫。
というわけで最初の尾根に到着。

尾根に登り切って登った道をふりかえった写真

尾根に合流した場所には
こんな案内板があります。

沢歩きが終わったこともあり
ここでこれからの急登に備え
トレッキングポールを用意。
沢歩き中は両手が使えた方がいいので
トレッキングポールは
使わないようにしてます。
そしてサネ尾に向かって
尾根を右にとって登っていきます。

先ほどの合流点の案内板には
「サネ尾まで約10分」と書かれてましたが
なぜか20分弱かかって
サネ尾に合流しました。

写真の左上の方にUターンする感じで曲がっていくと
木の根元に小さい案内板があります。

要は「左」から歩いてきました。
そして今回は「中」から
山頂を目指しました。

今回登った日の2日前に雪が降ったらしく
ここからダイヤモンドトレールに合流するまで
踏み跡のない残雪の雪上歩きを
満喫できました。

やがて
ダイヤモンドトレールに合流。

ダイヤモンドトレールに合流して来た道をふりかえった写真

合流地点のダイヤモンドトレールには
こんな看板があります。

ここまで来たら山頂についたも同然。
ダイヤモンドトレールを
山頂に向かって歩いて行きます。

今までいい感じのトレースでしたが
ここについたらグチョグチョ。
ところどころ凍ってるところもあり
滑りやすかったです。


金剛山は神域ということもあり
山頂に近づくと「一の鳥居」と呼ばれる
大きな鳥居をくぐります。

そしてお疲れ様でした。
山頂に到着です。

水越峠から
約2時間半の山歩きでした。

水越峠へのアクセス(大阪市内から)

車でのアクセス

阪神高速松原線を利用し
三宅出口(阪神高速松原線出口)から
国道309号線を南下。
水越トンネル手前から
右へ旧309号線に入って
いけるとこまでいくと
水越峠バス停横に
8台駐められる
無料駐車場があります。
その約200m手前にも
約20台ほど駐められる
無料駐車場があります。

土、日、祝日はバスが通ることもあり
このあたりは駐車禁止となります。
山奥にもかかわらず
緑のおっちゃんが出没し
駐禁違反の紙が
フロントガラスに貼られる時があります。
(実際に貼られた人から聞きました。)

電車・バスでのアクセス

先にちょっと書きましたが
土、日、祝日以外はバスは運行しませんので
注意して下さい。

大阪阿部野橋駅より
長野線河内長野行方面行に乗車。
もしくは南大阪線、吉野線に乗車して
古市駅で長野線河内長野行方面行に乗り換え。
富田林駅で下車して
水越峠行きの金剛バスに乗車。
(繰り返しますが土、日、祝日のみ運行)
終点の水越峠で下車。

金剛バスはICカードが使えません。
あらかじめ小銭を用意してください。
(2020年10月現在)

最後に

このルートは
足場が悪いところや
ちょっとした沢歩きがあるので
防水の効いたトレッキングシューズが
おすすめです。

またこのコースは
紙の地図には載っていません。
スマホに登山地図アプリ(GPS アプリ)を
ダウンロードしておくことが必要です。
登山地図アプリについては
別の記事に書きましたので
参考にして下さい。

登山するなら必ずインストール!登山地図アプリおすすめ3選

スマホをもってられない方には
ハンディGPSがあります。
少し高価ですが
もっておくと安心です。

もちろん、紙の地図も
念のために用意して下さい。
昭文社が発行してる「山と高原地図」が
わかりやすく便利です。

最後の最後にこのコースを歩いたときの動画を
YouTubeにアップしています。
高評価、チャンネル登録もよろしく!

金剛山・カヤンボ谷ルート(2020.03.18)

それでは安全で楽しい山歩きを!

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